全ゲノム解析結果を患者に伝達へ がんと難病、国が初の試み (共同通信 2021/11/10)
全ゲノム解析結果を患者に伝達へ がんと難病、国が初の試み (共同通信 2021/11/10)
【記事概要】
- 国が進める「全ゲノム解析等実行計画」の一環としてがんや難病の患者の全遺伝情報(ゲノム)を調べ、結果を評価して患者に適切に伝える方法を探る取り組みが、一部の医療機関で10日までに始まった。
- ゲノムの一部を調べて結果を患者に返すことはこれまで実施されていたが、全体を解析して得た情報を使うのは初めて。
- 病気との関連が分かっていないゲノム上の特徴は多く、解析結果のうちどこまで患者や家族に伝えるのかは専門家が議論して決める。
- データが集まって病気の原因となるゲノムの部位が新たに見つかれば、診断や治療に生かせる可能性がある。